「先月亡くなった母を自宅で供養したいので、骨つぼの中の遺骨を粉骨してくれますか?」という依頼があり、ご遺骨をお預かりするために大分市内のご自宅へお伺いしました。よくよくお話を伺ってみると、お墓は建てないのでずっと自宅でお母さんと一緒にいる予定ですと言います。それならば、ご遺骨は真空パックに入れて化粧箱に保管した方が、コンパクトになるし、湿気が入ることもないので安心ですよ、と承りました。
粉骨作業が終わり、真空パックに遺骨を入れて化粧箱に納めてお電話を差し上げてみると、
「心の整理がつきました。やはり、海洋散骨で自然に還してあげてください。でも、少しだけ手元供養として分骨を、、、ほんのちょっとだけ、、、。」とおっしゃるので、当協会が用意した親指サイズのミニ骨つぼに分骨して、ご遺骨は代行で自然葬となりました。
最近では、お墓持たない自然葬が選ばれています。そして、仏壇ではなく一代限りの供養となる手元供養が人気です。