大分市内にお住まいの70代の女性からお電話があり、ご自宅までお伺いすることになりました。「10年前に亡くなった主人のご遺骨が自宅にあるの。私も終活をしたいから主人を自然に還して欲しい。そして、私も死んだら海洋散骨してくれるかしら……」というお電話でした。
お子さんはいるけど県外在住。お墓は建てていないので、自然葬を選択したそうです。私たちは海洋散骨を代行で執り行った後に、海洋散骨証明書を発行して依頼者へお届けしているのですが、その証明書も要らないとのこと。証明書があると何かと心をとらわれて離れられなくなるので、すべてを自然に還し、心の荷を下ろして、自分の終活としたいとおっしゃっていたのが印象的でした。