【お客様のご紹介:大分県姫島村出身で別府市にお住まいの女性(70代・代行海洋… - 大分で海洋散骨 一般社団法人まるっと終活大分支援協会

【お客様のご紹介:大分県姫島村出身で別府市にお住まいの女性(70代・代行海洋…

ご主人を委託海洋散骨
ご主人を委託海洋散骨

今回ご紹介するのは、大分県姫島村出身、別府市からお越しくださった70代の女性のお客様です。
長年ご自宅で、ご主人のご遺骨を大切に供養されていました。その年月はなんと20年以上。
「なかなかお別れする覚悟ができなくてね」と、やさしく微笑みながらお話ししてくださいました。

そんな中で、ご自身も年齢を重ね、これからは息子さん夫婦のお世話になることを決められたそうです。そして、「ご遺骨を抱えて息子たちのところへ行くのは、どうにも気が引けてね」とおっしゃり、ついにご主人を自然に還してあげようと、海洋散骨を選ばれました。

「私はまだそっちには行けんけど、いつか私も同じ海へ還してほしいの」と、静かに語ってくださったその言葉に、深い愛情と覚悟が込められていました。お墓を持たず、自然の中で再びご主人と一緒になることを望まれたその選択は、息子さんご夫婦にお墓の負担をかけないための、あたたかな“息子孝行”でもあったのだと思います。

実は姫島村では、近年ではお墓を持たない選択をされる方が少しずつ増えてきています。とはいえ、島の方々のつながりはとても強く、今は全国に散らばって暮らしている70代世代の皆さんも、いまなお島での生活時のご縁がしっかりと続いているそうです。今回のご依頼も、以前墓じまい海洋散骨の依頼のあった、東京在住の方からのご紹介でした。島のつながりの中で当協会の海洋散骨のことを耳にされたことがきっかけでした。

ご主人を長い年月見守り続けた優しさ、そして未来のご自身の旅立ちにも想いを馳せる姿に、スタッフ一同心を打たれました。ご主人は、きっと「まっちょるけんな!ゆっくり来いよ!楽しんでくるんだぞ!」と奥様に微笑んでいらっしゃることでしょう。

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