まるっと終活大分支援協会には、終活や相続、供養にまつわる様々なご相談やお問い合わせをいただきます。年齢を重ねるにつれて、自分の死後や相続について心配を抱えている方も多いようです。今回は、70代男性のエピソードをご紹介します。老後や死後のことについては、元気なうちに考えて、行動に移しておくことが重要です。ぜひ参考にしてみてください。
財産の大部分が不動産なので相続が心配
大分で代々農家を営んできました。数年前、所有する土地にアパートを建て、現在は家賃収入と農業の二本立てで生計を立てています。私自身70代に入り、終活を始めようと思い立ちました。財産の大部分が不動産のため、正確な評価額もわからず、相続財産がいくらになるのかも見当がつかない状況でした。
きょうだい仲が悪く、しこりを残したくない
財産額のほかにも、心配事があります。私には息子ふたりと娘がおりますが、全員県外で暮らしています。きょうだい仲が悪く、私が亡くなった後、相続の問題できょうだいたちが揉めるのではないかと心配でなりません。
元気なうちに、財産の評価額をきちんと把握したうえで、子どもたちに公平に遺したいと考えています。
遺産分割には5つの方法がある
そこで、まるっと終活大分支援協会に相談することにしました。我が家の状況をお話しすると、遺産分割の方法には以下の5つがあると教えていただきました。
①現物分割…誰がどの財産を相続するかを決めるもっとも一般的な分割方法。
②代償分割…法定相続分以上の財産を取得する相続人が、ほかの相続人たちに代償金を支払う方法。
③代物分割…法定相続分以上の財産を取得する相続人が、ほかの相続人たちに物を渡す方法。
④換価分割…相続財産を売却し、その代金を分割する方法。
⑤共有分割…相続人全員で共有する方法。
これらの方法を組み合わせることも可能だということなので、家族で話し合って、分割方法についても検討しようと思います。
まずは現地調査をお願いして、財産総額を把握することから始めます。
そしてこの機会に、墓じまいと海洋散骨についても考えてみようと思います。
終活のご相談は当協会まで
今回ご紹介したのは、所有する財産のほとんどが不動産だという70代男性のエピソードでした。お子さんたちの関係にしこりを残さないような遺産分割にしたい…とご相談いただきました。ご家族の状況によって、終活の道筋はそれぞれです。終活についての相談は当協会にお気軽にお問合せください。