日本の弔い方と自然葬について/大分県で海洋散骨 - 大分で海洋散骨 一般社団法人まるっと終活大分支援協会

日本の弔い方と自然葬について/大分県で海洋散骨

現在の日本では、亡くなったら遺体をほぼ100%火葬しています。ただ、一般的に火葬が行われるようになったのは昭和時代のことです。

歴史的な背景やその時々で変わる事情によって、葬儀、弔いの方法も変化します。

弔いの方法に最も関わるのが信仰宗教や教えです。日本では鎌倉時代から仏教が庶民の間で普及しました。寺と檀家の関係が生まれ、葬儀や法要も寺でおこなうようになりました。

そして現代、また日本で一般的だと思われている弔いの方法が変わりつつあります。

日本で行われてきた火葬の歴史

お花とお香

火葬は(一節には6世紀ころには)、一部貴族などの間ですでに火葬がなされていたと言われていますが、当時はまだポピュラーといえるようなものではありませんでした。

土葬が主流だった江戸時代に、都市部では火家と呼ばれる簡易施設が増えていき、明治時代になると、レンガ造で煙突や燃焼室を備えた火葬炉が作られるようになりました。

また、石炭から灯油、ガスなど燃料も変化して火葬速度が増したうえに、収骨がきちんと出来るようになるほど高温で火葬ができるようになりました。

しかし、「土葬は地中の衛生環境に良くない」と言われていた流れもあって、火葬をおこなって骨壺に遺骨を納めるのが主流となったのです。

収骨(骨あげ)も地方でやり方がちがう

火葬後に骨あげをして骨壺に納めるという儀式は、地方によっても流れが異なります。

遺骨すべてを集めるところもあれば、頭の部分やのど仏だけを持ち帰って残りの遺骨は火葬場にゆだねるケースもあります。

ところ変われば弔い方も変わりますが、これだけ火葬率が高いのは日本の特徴といえますし、火葬がしっかりと行われていることで、弔いの方法に選択肢が増えるともいえます。

今注目されている”自然葬”もその1つです。

森林の写真

日本の歴史文化に大きな影響を与えた仏教。

生き方や行い、災いや死後の世界については諸説ありますが、「命は巡る」という点を考えると、生を終えたあとその亡き骸は自然界に還ることこそ、自然の節理なのかもしれません。

今注目されている永代供養付き自然葬

動物も昆虫も植物も、その生を終えたあとは自然に還って、次の新たな生命活動に加わります。

人間もその命を全うし、遺骨を自然に還すことで生命を広く後世につなぐ一因になれるのが自然葬です。

現代では環境や土地、埋葬方法に関わる法律もありますし、まだまだ自然葬を自由に行える環境とはいえません。

がしかし、諸外国と比べると「火葬をした遺骨を粉骨して海に散骨する」という弔い方を、より身近に選ぶことができるとも言えます。

時代の流れから火葬が一般的になったように、家族のかたちも変化し、生き方・弔われ方に対する思いも個人を尊重する風潮が高まっています。

自分の人生の豊かさや終え方を考えるように、弔われ方も一緒に考えて準備しておきませんか。

海洋散骨は自然葬の1つです。そして、葬送の選択肢の1つです。選ぶのはあなたで、何を選ぶのかはあなたの自由です。

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