近年では、お墓のカタチやスタイル、納骨の方法、墓地の設備に民間のサービスまで、葬儀法要にまつわるもの全てにいろんな選択肢が増えてきています。
現代はまさに、納骨堂・永代供養の広まりが盛んなタイミングです。
人口が多い世代をターゲットにする
年代人口の割合が高齢者世代にシフトしている。と日常生活の中で感じることがありませんか?
町行く人にご年配の方が多くなったと感じるだけでなく、季節ごとの風習やイベント、テレビでみるCMの出演者と商品…など、すこしハイエイジな年代を意識したものが増えたように思います。
人は、自分の年代よりも少し若そうなモデルが出ている商品に目を引かれやすいのだそうです。
実際の年齢より少し若く見られたい願望や、気持ちや志向が若い頃からあまり変わらないことによるものだとされていますが、最近ではメディアに登場するモデルさんも、以前より少し高い年代の方が多い気がします。
白髪染めや介護用品など、明らかに50代以上をターゲットにした商品で、しかもモデルがハツラツとふるまうテレビCMもたくさん見かけるようになりました。
そして、新聞や雑誌、テレビでは、少し前までまったくと言っていいほどCMで扱われなかった商品やサービスが、今は毎日のように見かけるようになりました。
…葬儀・葬祭場・霊園のコマーシャルです。
メディアを見る世代が求めているから実際にCMが増えて、事実、冠婚葬祭業のいろんな企業や事業で幅広いサービスを展開しています。
大分県/お墓への”望み”が変わってきた?
葬祭に関するニーズでいえば、お墓選びでも同じことが言えるでしょう。
先祖の墓を守ってきたものの、近くに住んでいない子どもに任せられないという不安もあるでしょう。
これまで継がれてきた古い家墓ではなく、狭くてもキレイで清潔なところに納めて欲しいという願いも、自分ごとで想像すると切実ですよね。
『これまでのお墓』ではない、新しいお墓のスタイルを求めている人のニーズに合わせた納骨場所が増えています。
墓活をしているひとの中でも人気があるのは、納骨堂スタイルのようです。
屋根付きの建物の中にある納骨堂は、空調が完備されていていつも清潔、加えていつでもお参りが出来るというのがウリだそうです。
自分一人、夫婦、子世代まで、といったように一緒に納骨出来る人が選べて、月や回忌法要も全て納骨堂にお任せすることが可能です。
墓石や墓地といったような、これまでの習わしにこだわらず、交通アクセスや衛生面を第一に納骨堂を決めるのが、まさに今!らしい選び方ですね。
ビルではなく、やはり自然がオススメです
都会生活のように、ビルやマンションの中で長い時間を過ごしていると、狭くても快適な空間に見える納骨堂が今の暮らしに似ているような感じがするのかもしれません。
ところで、首都圏などビルやマンションがたくさん立ち並ぶ中で生活していると、「田舎っていいな」「太陽の光と自然の緑に癒されたい」と思うこともあるでしょう。
大きな建物の中にいるのが日常だとはいえ、やはり広々とした海に行くと、心が安らぎます。
生前だけでなく死後も、狭い箱型の納骨堂に安置されるより、大自然の平穏な安らぎのなかで供養をされたいと思いませんか。
大分県にも海洋散骨があります。
地方ならではのお墓文化が根強いところもあるようですが、一方、「海がお墓」という考えで大分県の海に散骨される方が増えています。自分の遺骨を母なる海で受け入れてくれるのです。
人は自然の中の生命の一部に過ぎません。自然に魅力を感じている方、田舎暮らしに憧れている方に、ゆくゆくは自然の中で眠り、海に還る自然葬の魅力も、ぜひ知っていただきたいですね。地球の70%は海だから、、、。