【事例紹介】500万円かけた仏壇を手放す決断|ご主人の死をきっかけに選んだ新しい供養の形

「まさか、この仏壇を処分する日が来るなんて…」
先日、仏壇処分のご依頼をいただいたご家族のお話です。
ご依頼者は70代の女性。
先月、ご主人を亡くされ、四十九日を迎えたばかりでした。
ご自宅へ伺うと、部屋の一角には立派な金箔漆塗りの仏壇がありました。
平成の時代に購入したもので、購入当時の金額は約300万円。
さらに数年前、ご主人が元気だった頃に「長く大切に使いたいから」と、約200万円をかけて修繕されたそうです。
つまり、この仏壇には合わせて500万円もの費用がかかっていました。
金額だけではありません。
ご夫婦が長年大切に守り続けてきた、家族の歴史そのものだったのです。
突然訪れた別れ

ご主人は元気な方だったそうです。
ところが今年になり突然倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。
あまりにも突然の出来事。
奥様自身もまだ気持ちの整理がついていないご様子でした。
四十九日を終え、ご遺骨について家族で話し合った結果、ご主人は海洋散骨を選ばれました。
自然へ還るという供養の形です。
そして次に考えなければならなかったのが、仏壇でした。
娘たちには引き継げない
ご夫婦には娘さんが二人いらっしゃいます。
しかし、それぞれ家庭を持ち、現在の住まいに大きな仏壇を置くことは難しい状況でした。
「娘たちには無理だと思うんです」
そう奥様は話されました。
昔は長男や家族が仏壇を受け継ぐことが当たり前でした。
しかし今は住宅事情も家族構成も変わっています。
大きな仏壇を維持し続けることが難しい家庭も少なくありません。
孫娘に負担を残したくない
現在、奥様はお孫さんと一緒に暮らしています。
その中で一番気になっていたのが、
「この仏壇を残したら、将来は孫が困るのではないか」
ということでした。
自分が元気なうちならまだいい。
しかし、自分に何かあった後、この大きな仏壇の処分に困るのは家族です。
だからこそ、
「元気な今のうちに整理しておこう」
と決心されたそうです。

500万円の仏壇を手放すという決断
仏壇処分のご相談を受ける中で、
「高かったから処分できない」
という声をよく耳にします。
今回の仏壇はまさにその代表例でした。
購入費300万円。
修繕費200万円。
合計500万円。
決して安いものではありません。
しかし奥様はこう話されました。
「高かったことよりも、主人との思い出が詰まっているから悩んだんです」
仏壇の価値は金額だけではありません。
そこには家族の歴史や思い出があります。
だからこそ決断には時間がかかります。
エレベーターのないマンションからの搬出
今回のお住まいはエレベーターのないマンションでした。
しかも仏壇は大型。
金箔漆塗りのため重量もあります。
搬出には3人が必要でした。
慎重に扉を外し、一つひとつ部材を取り外しながら作業を進めます。
階段を何度も往復しながら少しずつ運び出しました。
作業中、奥様は静かに見守っていました。
そして最後の部材が運び出されたとき、
「主人との一つの区切りがついた気がします」
と話されていました。
仏壇がなくなっても供養は続く
仏壇をしまいたいと考える方の多くが、
「仏壇がなくなったら供養できないのでは」
と不安になります。
しかし、供養とは本来、故人を想う心です。
仏壇がなくなっても、
写真に手を合わせる。
位牌に手を合わせる。
故人を思い出す。
それも立派な供養です。
今回の奥様も、ご主人の写真と位牌を手元に残されました。
そしてこれからも毎日手を合わせるそうです。

仏壇処分は「捨てる」ことではない
仏壇処分という言葉だけを見ると、「捨てる」という印象を受けるかもしれません。
しかし実際には違います。
仏壇を終うことは、故人との思い出を捨てることではありません。
これからの暮らしに合わせて供養の形を整えることです。
時代が変われば、供養の形も変わります。
大切なのは、家族が無理なく続けられること。
今回のご家族も、たくさん悩み、話し合い、その上で仏壇処分を選ばれました。
そして最後に奥様はこう話してくださいました。
「主人もきっと、『それでいい』と言ってくれると思います。」
その言葉がとても印象に残る仏壇処分の事例でした。

☝仏壇処分ガイドブックを無料プレゼントします。ご相談無料です。お気軽に。
0120-468-374


