身内が孤独死したときのTo Doリスト - 大分で海洋散骨 一般社団法人まるっと終活大分支援協会

身内が孤独死したときのTo Doリスト

〜突然の出来事に、何をすべきかを整理しておきましょう〜

身内の孤独死
身内の孤独死

近年では、大分県でも一人暮らしの高齢者が増えています。独居の場合、「孤独死」というのも他人事ではありません。突然、離れて暮らす家族や親戚の孤独死を知らされたとき、動揺や悲しみのなかで何をどうすればよいのか、頭が真っ白になってしまう方が多いのではないでしょうか。この記事では、身内が孤独死したときに必要となる「やるべきこと=To Doリスト」を、実務的な視点からまとめました。いざという時の備えや参考になれば幸いです。

【1】安否確認と警察・救急への通報

最初に「連絡がつかない」「異臭がする」などで孤独死の可能性が浮上した場合、安否確認のために警察に連絡しましょう。室内で遺体が発見された場合、多くは「事件性があるか」の確認も含めて、警察による現場検証が行われます。

【2】身元確認と死因の特定

遺体の状況によっては、すぐに本人確認ができないこともあります。身元確認や死因の特定は警察や監察医によって行われ、必要であれば行政解剖が行われることもあります。家族としては、身分証や保険証など本人確認に必要な書類を準備しておきましょう。

【3】遺体の引き取りと葬儀の手配

死亡診断書または死体検案書が発行され次第、火葬や葬儀の準備に入ります。遺体の損傷が激しい場合は専門業者による処置(エンバーミング)や納棺師の対応が必要になることもあります。搬送先の葬儀社の選定も重要です。

【4】部屋の清掃・消臭・原状回復

孤独死の現場は、遺体の発見が遅れると強い腐敗臭や汚染が残ります。遺族が清掃するのは難しいため、特殊清掃の専門業者に依頼するのが一般的です。賃貸物件であれば、原状回復費用の負担なども発生するため、大家や管理会社との連携も欠かせません。

【5】行政・役所への届出

死亡届は、死亡を知った日から7日以内に市区町村に提出する必要があります。火葬許可証の取得や、戸籍の手続きなどもこの段階で行います。また、年金や健康保険の停止、公共料金・住民税の精算なども忘れずに進めましょう。

【6】遺品整理と相続の確認

遺品整理では、貴重品や契約書、通帳、保険証券などの確認が重要です。また、遺言書があるかどうかも確認しましょう。相続人が複数いる場合や、借金の可能性がある場合は、早めに専門家(司法書士や行政書士)に相談するのがおすすめです。

終活や相続、墓じまい、海洋散骨のご依頼は当協会まで

孤独死は、精神的にも大きなダメージを与える出来事です。しかし、その後には冷静に、かつ迅速に対応すべき手続きや判断が多くあります。いざという時のために、「もしものTo Doリスト」を確認し、身近な人と話し合っておくことも大切かもしれません。

そのほか、終活についてお悩みがあれば、当協会にお気軽にお問合せください。ご本人やご家族の気持ちに寄り添った終活の形をご提案します。

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