
「自分たちの葬儀は簡素でいい」「家族だけで静かに送り出してほしい」——そう考える方は年々増えています。しかし実際には、その思いを具体的に言葉にしたり、家族に伝えたりしていないまま日々が過ぎてしまうことが多くあります。とくに大分県のように地域に根づいた人間関係の中で暮らしていると、葬儀の方針について親族や近所の目を気にせざるを得ず、自分たちの希望通りになるのか不安を感じることもあるでしょう。
今回の記事では、葬儀の形式や費用についてのアドバイスをお伝えします。
ぜひ参考にしてください。
葬儀の費用…いくらかかるの?
葬儀の費用については「高いと聞くけど実際はいくらかかるの?」「自分たちが準備しておいた方がいいのでは?」といった漠然とした悩みを抱える方が少なくありません。互助会に入っているものの、実際の使い方がわからなかったり、家族にその情報を共有していなかったりする場合も多く、結果的に残された家族が困ってしまうこともあります。
ご自身の希望を明確に
まずは、「自分がどんな葬儀を望んでいるか」を明確にしておくことが第一歩です。葬儀にはさまざまな形式があり、最近では「家族葬」「一日葬」「直葬(火葬式)」など、コンパクトで経済的なスタイルを選ぶ人も増えています。これらは形式が簡素である一方、気持ちを込めた送り方ができるとして高く評価されています。大分県内でもこうした形式に対応した葬儀社が多く、事前相談にも応じてくれます。
希望はきちんと記録に残す
次に、その希望を「エンディングノート」などの形で記録に残すことが大切です。希望する葬儀の形式、連絡してほしい親族や知人の情報、使用したい葬儀社、準備してある保険や積立金など、できるだけ具体的に書いておきましょう。家族がその情報をもとに動けるようにしておくことは、残された人たちへの大きな手助けとなります。
また、費用に対する不安がある場合は、「葬儀保険」や「互助会」の活用が効果的です。必要に応じて、見積もりを取ったり、プランを比較したりして、自分たちの生活に無理のない形で準備をしておくことが望ましいでしょう。
中には、事前相談でプラン内容や必要経費、オプションの詳細まで丁寧に説明してくれる葬儀社もありますので、気軽に問い合わせてみるとよいですね。
葬儀の準備は、家族への思いやり
「葬儀の準備」というと後ろ向きな印象を持つかもしれませんが、実際には「家族への思いやり」であり、「自分らしい人生の締めくくり」でもあります。元気なうちに、ご家族でじっくり話し合い、自分たちにとって納得のいく形を整えておくことで、心穏やかな老後につながります。
終活や相続、墓じまい、海洋散骨のご依頼は当協会まで
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