
大切な人とのお別れの方法はさまざまですが、近年「海洋散骨」を選ばれる方が増えています。故人の希望や家族の想いを大切にしながら、自然へ還る形で送り出す海洋散骨。今回は、まるっと終活大分支援協会に海洋散骨を依頼してくださった、お客様のエピソードをご紹介します。
「海に還りたい」という母の望みを叶える海洋散骨
母は、生前から「お墓はいらないよ。海が好きだから、海に還してくれたらそれでいい」と話していました。初めてその話を聞いたときは正直、戸惑いました。
「そんな供養の仕方があるの?」と半信半疑。でも調べてみると、近年は“海洋散骨”という選択肢があり、実際にそれを選ぶ方も増えていることを知りました。
介護の日々も、今では良い思い出に
元気だった母も、年齢を重ね、認知症の症状も出始めました。
母を介護する中で、心がざわついたり、落ち込むこともありましたが、最期は穏やかな気持ちで母を看取ることができました。
いざ葬儀が終わり、母の意志を尊重し、まるっと終活大分支援協会に海洋散骨について相談しました。とても丁寧に対応してくださり、母を亡くした悲しみも、不安も少しずつ消えていきました。
散骨当日は、あいにくの曇り空でしたが、船が出航するとき、雲の合間からサッと太陽の光が差し込みました。その一瞬の出来事に、私は母の存在を感じました。船を見送りながら涙が溢れましたが、同時に“心が晴れるような感覚”もありました。
形がなくても、心に残る海洋散骨
実際に海洋散骨に踏み切るまでは、「海洋散骨では、母のお墓参りができないのでは?」と不安もありました。でも今では、海を眺めるたび、母を思い出します。
何か“形”があるから心があるわけではない。母が好きだった自然の中で、自由に還っていくその姿に、なによりの供養ができた気がしています。
海洋散骨の良さとは
大切な人を見送る方法は、人それぞれで正解はありません。ただ、今回ご紹介したお客様にとっては、お母様の想いに寄り添い、「海洋散骨」を選んだことは、後悔のない選択になったようです。
ここで、海洋散骨のメリットをご紹介します。
- 費用が抑えられる
墓地を購入・管理する費用と比べ、散骨は比較的リーズナブルです。現在では一番安い埋葬方法と言われています。 - 心が自由になる
お墓という「場所」に縛られず、いつでも、どこでも、ふと思い出した時に故人を偲ぶことができます。海に行き「お願いごと」をしたり、「悩みを聞いてもらったり」する「対話」をする時間を持ちます。 - 自然への還元
環境にも配慮された方法で、自然の一部に戻るという考え方は、故人にも家族にも優しい供養の方法です。
終活や相続、墓じまい、海洋散骨のご依頼は当協会まで
海洋散骨は、大切な人との別れを自然の一部として受け入れる方法のひとつです。それぞれの想いを込めた散骨の時間が、遺された人々の心を癒し、新たな一歩を踏み出すきっかけとなることでしょう。
もし海洋散骨を検討されている方がいらっしゃいましたら、当協会にお気軽にお問合せください。故人やご家族の気持ちに寄り添った供養の形をご提案します。
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