まるっと終活大分支援協会には、終活にまつわる様々なご相談やお問い合わせをいただきます。高齢化が進む現代、誰しもがいつか直面する「介護」「看取り」「供養」の問題。しかし、実際にご自身が介護を受け、いずれは見送られる立場になることを考えたことはありますか?この記事では、介護に向けた準備について、看取りや供養について考えるべきポイントや具体的な対策を紹介します。このような問題は、終活の第一歩として、元気なうちに考えて、行動に移しておくことが重要です。ぜひ参考にしてみてください。
現在の健康状態を見つめ直し、必要な対策を
まず、ご自身の健康状態を客観的に把握することが重要です。「元気だから問題ない」と楽観視せず、ご自身の体を見つめなおしましょう。高齢者の多くは、気が付かないうちにフレイルになり、気が付いたら要介護者になっていたとよく聞きます。
健康診断を受ける
定期的な健康診断を受け、自分の体の状態を把握しておきましょう。
生活習慣の見直し
食事、運動、睡眠など、生活習慣を改善し、健康寿命を延ばすことが大切です。
持病の管理
既に持病がある場合は、医師の指導に従って適切に管理を。
介護が必要になる時期を想定し、望む介護を考えておく
介護が必要になるタイミングを予測するのは難しいですが、家族に負担をかけたくない場合は、早めに準備を進めておくことが大切です。また、ご自身がどのような介護を望むのか(施設での介護、自宅介護など)を具体的にイメージし、周囲の人に伝えておくことも必要です。
年齢を重ねることを考慮して、住環境の整備を
住まいを介護に適した環境に整えることも大切です。
バリアフリー化:手すりの設置や段差の解消など、将来を見据えた住まいの改善を。
生活動線の見直し:トイレや浴室など、頻繁に使う場所へのアクセスを見直しましょう。
緊急時の設備:緊急呼び出しボタンやモニタリングシステムについて検討を。
介護、葬儀、供養に要する経済的な準備も大切
介護や看取り、供養には費用がかかるため、経済的な準備も必要です。以下を検討しましょう。
貯蓄:将来の介護や看取りに備えた貯蓄計画を立てておきましょう。
保険:介護保険や民間保険に加入し、費用をカバーできるようにしておきましょう。
公的支援の確認:自治体や国の提供するサービスや助成金を把握しておきましょう。
周囲とのコミュニケーションを大切に。ご自身の希望を明確にしておく
介護を受ける立場になったときに、自分がどのような介護を望むのか、終末医療の希望や、供養方法を明確にしておくことも大切です。
エンディングノートの作成:自分の希望や医療に関する意向を記録しておきましょう。
リビングウィル:延命治療に関する考えを文書化しておくことも大切です。
遺言書:財産や家族に関する希望を遺言書として作成しておくことも必要です。
終活や相続、墓じまい、海洋散骨のご依頼は当協会まで
今回は、終活の第一歩として「介護」「看取り」「供養」について解説しました。
ただ、現実問題として終活に取り組んでいる方は、実は稀です。多くの方は、「まだ先で大丈夫」と考えているようです。ただ、これらは決して後ろ向きなことではありません。自分の未来をより豊かにするための前向きな準備です。少しずつでも準備を進めて、安心して年齢を重ねていきましょう。人生100年時代、元気なうちにご自身の老後や死後のことについても考えておくことが大切なのです。そして、終活で重要なのが、お墓と供養の問題です。近ごろは、墓じまいに着手する方も増えています。また、自然や環境、遺族にも優しい海洋散骨を検討する方も増えています。 墓じまいや海洋散骨についての相談は当協会にお気軽にお問合せください