先日、祖父の五十回忌が終わった。亡くなってから満49年を迎える年に行う年忌法要を五十回忌という。
一周忌
三回忌
七回忌
十三回忌
十七回忌
二十三回忌
二十七回忌
三十三回忌
三十七回忌
四十三回忌
四十七回忌
五十回忌
仏教の多くの宗派ではこの五十回忌法要で「弔いあげ」という。
この49年間で、僧侶が遺骨に対して年忌法要を行うことは一度も無かったという。供養の対象は「仏壇」。つまり、故人への供養は仏壇で行ってきた。昔から日本人は遺骨に執着はしなかったのだろう。人が亡くなると、その全てを自然に返してきたのだから、遺骨に手を合わせるということはしてこなかった。昔は土葬に木の墓標で全てが自然にかえる。遺骨を残し遺骨に手を合わせる訳ではないと知る。