実家に帰ったとき、
埃をかぶった仏壇が目に入った。
小さい頃は、意味も分からず手を合わせた。
けれど大人になった今、
仏壇とどう向き合えばいいのか、正直わからなかった。
姉からのLINE
「ねえ、仏壇、どうする?」
姉からのLINEに、答えに困った。
東京で暮らしている僕にとって、
仏壇はどこか「遠い存在」だった。
閉眼供養って何?
調べてみると、
仏壇を処分するには「閉眼供養」が必要らしい。
魂を抜いて、仏壇を「物」に戻す。
でも、うちは特に仏教徒でもないし、
日頃からお寺に通っていたわけでもない。
「本当に必要なのかな?」
そんな疑問が浮かんだ。
僕たちなりの答え
姉と話し合った結果、
僕たちはこう決めた。
- 形式にとらわれず
- 心で「ありがとう」を伝える
それが、僕たちなりの「閉眼供養」だ、と。
そして、実家で
休日、実家に集まった僕たちは、
仏壇の前に静かに座った。
誰も声には出さなかったけれど、
きっとみんな同じ気持ちだったと思う。
「ありがとう」
「これまで見守ってくれてありがとう」
手を合わせた瞬間、
胸の奥が温かくなった。
形がなくても、つながっている
仏壇を手放すことは、
思い出を捨てることじゃない。
海を見たとき、
空を見上げたとき、
ふと、祖父母に話しかける自分がいる。
形にとらわれないつながり。
それもまた、僕たちにとって自然な供養のかたちだった。
これからの供養のかたち
今、多くの人が、
仏壇やお墓を整理し、
海洋散骨という新しい供養の方法を選んでいる。
世界中どこにいても、
海に向かって願いを届けられる。
そんな未来の供養のかたちも、
すごく素敵だと思う。
大分県大分市で仏壇供養処分をご検討中の方へ
仏壇整理・墓じまい・海洋散骨まで、
「一般社団法人まるっと終活大分支援協会」が、
あなたの気持ちに寄り添いながらサポートします。
まずはお気軽にご相談ください。