墓じまいを考え始めた際、多くの人が直面するのが「遺骨の行方」という問題です。これを「遺骨整理」と呼ばれたりします。長年にわたり家族のお墓に納められた先祖の遺骨をどのように扱うか、という点について悩まれる方が多いです。この重要なプロセスを初心者の方にもわかりやすく説明するために、関連するQ&Aをまとめました。
Q1: 墓じまいとは何ですか?
A1: 墓じまいとは、既存のお墓を解体し、そのお墓の中に納められていた骨つぼ(遺骨)を移動させることです。理由は様々ですが、維持管理の困難、継承者不在、娘だけしかいない、子供は県外にすんでいるのでお墓参りができないなどの理由でお墓の引越し、または新しい埋葬方法への変更などのことをいいます。
Q2: 遺骨整理とはどのようなことですか?
A2: 遺骨整理は、お墓の中にある遺骨を取り出し、新しいお墓へ再納骨したり、遺骨を自然に還したり、あるいは他の埋葬方法に変更することです。遺骨を合祀墓に移す、個別に手元供養する、海洋散骨や樹木葬など、別の方法で故人を偲ぶ選択をします。
Q3: 墓じまい後、遺骨の行き先には何がありますか?
A3: 墓じまい後の遺骨の扱い方にはいくつかの選択肢があります。一つは、合祀墓に移す方法です。これは、多くの遺骨を一つの墓に共同で埋葬することです。他には、遺骨全部(もしくは一部)を自宅に持ち帰る手元供養、自然に還すための海洋散骨、納骨堂や樹木葬などがあります。
Q4: 手元供養とはどのような方法ですか?
A4: 手元供養とは、遺骨や遺灰を特別に作られた小さな遺骨壷やアクセサリーに納め、自宅で偲ぶ方法です。家族が身近に感じられる形で故人を大切にする選択肢の一つです。
Q5: 自然葬とは具体的にどのような方法ですか?
A5: 自然葬には、海洋散骨や樹木葬が含まれます。これらは、遺骨を自然の一部として還す埋葬法で、環境にやさしく、また新たな生命の循環に貢献する考え方に基づいています。
Q6: 遺骨の移動や新しい埋葬方法に変更する際の注意点は?
A6: 遺骨の移動には、お墓のある地域の行政へ届け出が必要です。行政の許可が出てから遺骨は移動ができます。(海洋散骨への遺骨整理では行政への届け出は必要ありません)。墓じまいは、宗教的、法的、感情的な側面が絡むデリケートな問題です。新しい埋葬方法に変更する際は、家族間で十分な話し合いを行い、必要であれば専門家のアドバイスを求めることもオススメです。
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