少子高齢化社会。お墓の承継が後に続かない家が増えています。子供がいても、嫁いでしまったので、いつか墓じまいをしなければいけないという家もあります。でも、なかなか行動に移せない、、、そんな人が増えています。
後継者がいないことが分かっているのなら、墓じまいは、いつか誰かが行わなければなりません。その誰かとは、あなたかも知れませんし、もしくは、あなたは子供に任せているのかも知れません。いづれにしろ、先祖の眠るお墓を整理することは「とても勇気の必要な行動」になるでしょう。
しかしながら、日々の生活の忙しさから、墓じまいの重要性が見落とされがちです。この記事を通して、墓じまいをしないで放置したらどうなるのか?について考えてみましょう。
墓じまいをしないリスク1: 維持管理の問題
将来、墓地の維持管理が困難になることも考えておきましょう。墓石も劣化するでしょう。劣化は時間とともに進行し、放置するほど解消が難しくなります。周囲の墓地への迷惑や、墓地の美観を損なうことにもつながります。さらに、墓地の管理が行き届かないと、墓石の倒壊などのトラブルが発生することもあります。遠方に住んでいてお墓参りに行くことが難しいなら、墓じまいを早めに検討しましょう。
墓じまいをしないリスク2: 費用の問題
お墓の維持管理費は、お墓の清掃や整備、水道料金などに使われているのが大部分。そこにお墓がある限り、管理費は支払い続ける必要があります。墓地使用料は、長期間累積するとかなりの額になります。未納が続くと、追加費用が発生し、後継者に大きな負担となります。また、墓地の維持管理にかかる費用も忘れてはなりません。草刈りや清掃、墓石の修理など、これらの作業にはコストがかかります。
後継者がお墓を継ぐことは、お墓参りや年間管理費の支払い、寺院との付き合いといった負担を継ぐことです。墓じまいしない場合は後継者がこれらを負担することになります。
対策とアドバイス
墓じまいを適切に行うためには、正しい知識と時期的な手続きが必要です。専門家のサポートを利用し、適切な対応を心がけましょう。また、定期的な墓参りを行い、墓地の状態を確認することで、早期に問題を発見し、適切な対応が可能となります。
墓じまいはとても勇気と決断の必要な行為です。しかし、いつか誰かが行わなければなりません。
墓じまいの種類
そこで注目されているのが、「海洋散骨」です。お墓の中にある遺骨を自然に還す自然葬が選ばれいます。選ばれる理由は、墓じまいの中で一番コストが安いと言われているからです。