相続の話題を切り出すときのコツ
久々に実家に帰り、親の背中を見て「年とったなぁ」と涙がこぼれそうになってしまうことはありませんか。親が年齢を重ねるにつれ、将来のことを考える機会も増えてきます。「相続について、きちんと話し合っておきたい」と思うこともあるでしょう。ただ、相続に関する話題はとてもデリケートな問題。適切なタイミングと方法で切り出すことが大切です。今回のコラムでは、親子のコミュニケーションを深めながら、円滑に話題を切り出すコツをご紹介します。
【目次】
タイミングを選び、時間をかけて
親も相続の話は必要だと感じていても、その時の健康状態や気分によって話したくないタイミングもあります。リラックスした雰囲気でじっくりと話せる時間帯を選びましょう。また、急に相続の話を切り出すのではなく、何度か会話を重ねてから話を進めるのも良いでしょう。
まずは親の希望に耳を傾けよう
話を進める際には、まずは親の意見や考えを聞くことから始めると良いでしょう。自分の意見ばかりを主張するのではなく、親の思いや希望を尊重することが大切です。「親の財産は親のもの」と心得た上で、あなた自身の考えや提案を話すことで、円滑に会話が進むでしょう。
感謝の気持ちと未来のことをセットで話す
相続の話題を切り出す機会に、親への感謝の気持ちや、日頃の思いを伝えるのも良いですね。これまでの「ありがとう」を伝えた上で、この先の未来について話し合ってみてはいかがでしょうか。
基礎知識を深めて、専門家の意見を交える
相続には法律や税金の問題も含まれるため、専門家のアドバイスを得ておくことは重要です。話し合いの中でも、専門家の意見や実例などを交えることで、現実感が増します。親に切り出す前に、専門家に相談して知識を深めておくのも良いでしょう。
親が元気なうちに切り出そう
相続の話題となると親は「まだまだ先の話」と拒否反応を示すこともあります。ただ、何かあってから急な判断を迫られるのは辛いもの。じっくりと時間をかけて考えられるうちに、計画を立てておく方が安心です。話し合うのが早いほど、さまざまな選択肢から検討できます。今度の帰省の際には、ぜひ、家族で相続について話し合ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
親に相続の話を切り出すのは、ちょっと勇気がいりますよね。円滑に話を進めるには、親の気持ちを尊重することが大切です。また、専門家のアドバイスを取り入れると、相続のイメージもつかみやすいかと思います。当協会では、法律や税金の問題に関するご相談、個人の状況に合わせたプランの提案など終活に関するサポートを行っています。相続や遺言作成、死後事務委任契約、墓じまい、海洋散骨など、気になっていることがあればぜひお問い合わせください。家族の絆を守りながら、将来の安心につながる一歩を踏み出しましょう。
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