公正証書遺言を作成――遺言の中に「海洋散骨してほしい」と書きました - 大分で海洋散骨 一般社団法人まるっと終活大分支援協会

公正証書遺言を作成――遺言の中に「海洋散骨してほしい」と書きました

公正証書遺言海洋散骨
公正証書遺言海洋散骨

「自分が亡くなったら、墓ではなく海に還してほしい」――そんな願いを持つ方は、大分でも少しずつ増えています。特に、海に親しんできた人や、子どもに墓守の負担をかけたくないと考える人にとって、海洋散骨は自然な選択肢に思えるでしょう。

しかし、問題は「どうやって家族に伝えるか」です。

「散骨してほしい」と口頭で伝えても、家族が本当に実行してくれるのか不安。親戚から反対されるかもしれないし、葬儀の忙しい中で家族が迷ってしまうこともあるでしょう。「せっかくの希望が叶わず、結局お墓に入ることになったら…」と考えると、なかなか言い出せずに悩む方も多いのです。

そこで今回は大分市に暮らす70代の女性のエピソードをご紹介します。

心が落ち着く、海で安らかに眠りたい

私は大分市に暮らす70代の主婦です。数年前から終活を意識するようになり、自分が亡くなった後のことを少しずつ考えてきました。その中でどうしても伝えておきたいと思ったのが、「お墓ではなく海洋散骨をしてほしい」という希望でした。

私が海洋散骨を望む理由はシンプルです。若いころから海が大好きで、家族でよく海辺を訪れました。波の音を聞くだけで心が落ち着き、「いつか自分も自然に還りたい」と思うようになったのです。また、子どもたちに墓守の負担をかけたくない気持ちも大きな理由でした。

後々のトラブルを防ぐため、公正証書遺言を作成

しかし、口頭で「散骨してほしい」と伝えるだけでは不安が残ります。子どもたちは優しく「分かったよ」と答えてくれましたが、親戚から反対されるかもしれませんし、実際に葬儀後の手続きの中で迷いが出ることもあるでしょう。そこで、確実に自分の希望を叶えるために、公正証書遺言を作成することにしました。

大分市内の公証役場に予約を入れ、行政書士の先生に下書きをお願いしました。遺言の本文には「私の遺骨は海洋散骨に付することを希望する」と明記し、その上で「散骨は葬送の一形態であり、家族が安心できる形で実施してほしい」という付言も添えました。先生からは「散骨自体には法律的な禁止はありません。ただし、遺言に書いておけば家族が迷わず実行できます」と説明を受け、安心しました。

実際に遺言が完成すると、心が軽くなりました。自分の意思をはっきり残したことで、子どもたちが後々迷うこともなく、親戚への説明もしやすくなるからです。子どもたちも「遺言に書いてあるなら安心だね」と納得してくれました。

私にとって海は思い出と安らぎの象徴です。お彼岸やお盆には、子どもたちが海辺に立ち寄って「お母さん、元気にしてる?」と語りかけてくれれば、それが一番の供養だと思います。お墓という形にこだわらず、海とともに生き、そして還る――その願いを実現できる道筋を整えられたことに、今は大きな安心感を抱いています。

公正証書遺言を作成するのは少し勇気が要りますが、一度行動に移してみると「自分の人生をきちんと締めくくる準備ができた」という前向きな気持ちになれます。海洋散骨を望む方には、ぜひ自分の意思を遺言という形で残しておくことをおすすめしたいと思います。

終活や相続、墓じまい、海洋散骨のご依頼は当協会まで

「海洋散骨してほしいけれど、家族に言い出せない」というお悩みは、多くの人に共通するものです。しかし、公正証書遺言に希望を書いておけば、残された家族は迷わずその願いを実現できます。

大分の美しい海は、亡き人を偲ぶ場所として心のよりどころになります。あなたの「海に還りたい」という思いも、遺言に残すことでしっかりと家族に伝わり、安心につながるはずです。そのほか、終活についてお悩みがあれば、当協会にお気軽にお問合せください。ご本人やご家族の気持ちに寄り添った終活の形をご提案します。

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