実家に残された大きな仏壇。
父の七回忌を終えたある日、長男と次男の兄弟は仏壇の前に座っていた。
「この仏壇、どうする?」——話のきっかけは、兄の何気ない一言だった。
兄は都心で会社を経営しており、実家を出てから20年以上が経つ。一方の弟は地元に残り、実家近くで家庭を築いていた。両親が亡くなった後、仏壇はそのまま実家に置かれたままだった。
「引き継げないなら、処分するしかないな」
そう言う兄に対し、弟は「罰が当たる」と顔を曇らせた。
「父さんも母さんも、毎朝この仏壇に手を合わせてたじゃないか。そんな大事なもの、捨てていいのかよ」
しばらく沈黙が続いた後、兄が静かに言った。
「じゃあ、お前が引き継ぐ?」
弟は言葉を失った。
その沈黙の中に、兄は弟の“気持ち”だけが先行し、“現実”を見ていないことを感じ取った。
最終的に、兄弟は一緒に仏壇の前に座り、感謝を込めて手を合わせた。そして、「これで区切りをつけよう」と話がまとまり、仏壇を処分することに。
「ありがとう」と伝えることが供養——そう思えたのは、この兄弟が“向き合って話せた”からこそだった。
大分県宇佐市での仏壇処分
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