
大切な人とのお別れの方法はさまざまですが、近年「海洋散骨」を選ばれる方が増えています。故人の希望や家族の想いを大切にしながら、自然へ還る形で送り出す海洋散骨。今回は、まるっと終活大分支援協会に海洋散骨を依頼してくださった、お客様のエピソードをご紹介します。
夫との、生前からの約束「亡くなったら海に還りたい」
夫とは、大学時代に出会いました。夫は大分出身、私は大阪生まれ。
大阪の大学で出会い、交際が始まりました。
その後、付き合いが途絶えたり、復縁したりと、紆余曲折がありましたが、20代後半で結婚し、二人の子どもに恵まれました。
互いに大阪で仕事に就いたため、大阪でマイホームを構え、夫は大阪で人生を終えることになりました。
夫は生前に「自分が亡くなったら、故郷の大分の海に還りたい」と話していました。
夫は、故郷の大分と海をとても愛しており、大分に帰省した際はのんびりと釣りを楽しんでいました。
夫が旅立った後、その約束を果たすために海洋散骨を決意しました。
散骨当日は穏やかな天気でした。
夫と一緒に過ごした時間を思い出しながら、涙が止まりませんでした。夫もきっと喜んでくれていると思います。
海洋散骨のメリットを紹介
近年、故人を自然に還す方法として「海洋散骨」が注目を集めています。従来のお墓に埋葬する方法とは異なり、海へ遺骨をまくこの方法には、さまざまなメリットがあります。ここからは、海洋散骨の魅力について紹介します。
1. 環境にやさしい
海洋散骨は、自然に還ることを目的としているため、環境への負担が少ないとされています。コンクリートや石を使用しません。
2. 維持管理の負担がない
従来のお墓では、墓地の維持管理が必要となりますが、海洋散骨ではその心配がありません。お墓の清掃や管理費用が不要なため、経済的な負担を軽減することができます。
3. 故人の希望を叶えやすい
「海が好きだった」「自然の一部になりたい」と願う故人の思いを尊重できるのも、海洋散骨の大きな魅力の一つです。生前から希望される方も多く、遺族にとっても故人の意志を形にしやすい供養方法です。
4. 宗教や形式にとらわれない自由な供養
海洋散骨は、特定の宗教や形式に縛られることなく行えます。そのため、自由なスタイルで故人を偲ぶことができ、家族の思いに合わせた供養が可能です。
5. 心の中でいつでも故人を感じられる
お墓を持たないため、特定の場所に行かなくても、海を見ることで故人を思い出すことができます。いつでもどこでも故人を感じられるため、精神的な面でも安心感を得られる方が多いです。
終活や相続、墓じまい、海洋散骨のご依頼は当協会まで
海洋散骨は、環境への配慮、経済的な負担の軽減、自由な供養スタイルなど、さまざまなメリットがあります。近年、終活を考える中で注目されている方法の一つであり、故人の意志や遺族の希望に寄り添った供養の形として選ばれることが増えています。興味のある方は、当協会にお気軽にお問合せください。
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