
近年、「墓じまい」を考える方が増えています。少子高齢化やライフスタイルの変化により、お墓の管理や維持が難しくなっていることが主な理由といえるでしょう。今回は、まるっと終活大分支援協会に墓じまいのご相談をいただいたお客様の体験談をご紹介します。
年々、お墓の存在が心の負担になるように…
大分にある先祖代々のお墓を墓じまいし、最終的に遺骨は海洋散骨という形で自然に還すことにしました。
大分の山あいにあるお墓は、私の祖父母、そしてその先の代までが眠る場所でした。立派なお墓ではありましたが、正直なところ年々お参りが難しくなってきていました。
私たちは関東に住んでいて、行くだけで丸一日かかるうえ、年に何度も足を運ぶのは現実的ではありません。親の代まではなんとか守ってきましたが、「このままでは無縁仏になってしまう」と感じ、思い切って墓じまいを考えるようになりました。
墓じまいの手続きと流れ
初めてのことでわからないことばかりでしたが、まるっと終活大分支援協会に相談したところ、とても丁寧にサポートしてくれました。
墓じまいを進める中で、特に重要だったのは、親族との話し合いです。幸いなことに、みな「無理にお墓を残すより、気持ちのこもった供養の方が大事だよね」と理解してくれました。
海洋散骨という選択
散骨については以前から少し気になっていて、「自然に還す」という考え方に共感していました。
散骨当日はお天気にも恵まれ、穏やかな海に出ていく船を見送りました。涙もありましたが、どこか清々しさのある、心温まる時間でした。
「お墓をなくす」という決断は、やはり簡単ではありませんでした。でも、いま思うのは——
“形”ではなく、“心”が大事なんだな ということ。
お墓という場所がなくなっても、故人への思いは変わりません。海を見るたびに、「ああ、あの優しい笑顔に見守られてるな」と感じるようになりました。
今回の経験を通して感じたのは、「供養のかたちは人それぞれでいい」ということ。お墓を守り続けることも、自然に還すことも、どちらも故人を大切に思う気持ちの表れだと思います。
終活や相続、墓じまい、海洋散骨のご依頼は当協会まで
墓じまいは、家族や自分の未来を考える大切な選択の一つです。お墓の管理や供養の方法について悩んでいる方は、当協会にお気軽にお問合せください。故人やご家族の気持ちに寄り添った供養の形をご提案します。
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