大分市内にお住まいの女性(88才)からの依頼でした。ご主人が亡くなって2年。ずっと自宅で供養していたそうで、自分もあとどれくらい生きれるか分からないので海洋散骨を選択したそうです。
施主の女性、じつはご主人が生前に市営墓地に130万円で大きなお墓を建てていたそうです。将来、自分たちが入るお墓です。結局、そのお墓は昨年「墓じまい」をしたそうです。子供は嫁いだ娘だけ。お墓を残すより、お墓を持たない選択=自然葬を選びました。
ご自宅までご遺骨をお預かりに伺いました。海洋散骨後に発行される散骨証明書や、散骨当日のお写真は「残ると捨てられなくなるのでいらないわ!」とのこと。ご主人への執着を手放し、自分の最期を迎える準備をする姿に心を打たれました。綺麗な終活です。きっとこの後の人生も楽しく元気にカッコよく過ごされると思います。素敵な生きざまに深く心をひかれた女性でした。