墓じまいというワードがよく取り上げられるようになり、大分でも墓じまいについて考える人が増えています。お子さんが都会で暮らしているという方たちからは、「お正月やお盆には大分に帰省していた子どもたちも、コロナをきっかけに足が遠のくようになった」という話も聞きます。都会で暮らす子どもたちが今後、お墓参りをしたり、お墓の管理をするのは負担になるかもしれません。このような生活の変化が、墓じまいのきっかけになる方もいらっしゃいます。今回は、お子さんに負担をかけないために、墓じまいを決意した70代男性のエピソードを紹介します。
【目次】
嵐が去った後は、夫婦でぐったり
私は72歳で、息子が二人います。ひとりは東京、ひとりは大阪で暮らし、それぞれに家庭をもっています。孫にも恵まれ、正月やお盆には息子たちも家族で帰省し、にぎやかな時間を過ごしてきました。ただ、コロナをきっかけに、帰省の頻度も減ってきました。孫たちは部活や塾などで、忙しくなってきたことも影響していると思います。
同時に私たち夫婦も、年に2回、息子たち家族をもてなすのに、疲れを感じるようにもなっていました。
息子や孫たちに料理を振る舞い、観光に連れ出し、にぎやかに過ごしているうちは良いのですが、息子たちが帰宅し、嵐が去った後は、私も妻もぐったりと疲れ果ててしまいます。
妻は、数日寝込むこともあるほどでした。
コロナ禍をきっかけに、息子たちの足が遠のいたことで、私たちもホッとした面もあるのです。
私たちには、大分が天国
息子たちに誘われ、妻とともに東京や大阪に行くこともあります。息子は私たちの老後を気にして、自分たちの近くに住むことを提案してくれたこともあります。ただ、私たち夫婦は、数日都会にいると、心底疲れてしまうのです。
息子たちのところから大分に戻ると、深呼吸をして、ようやく自分を取り戻したような気がしたものです。
そんな私たちが、東京や大阪で暮らすことは考えられません。死ぬまで大分で暮らしたいというのが、私たち夫婦の願いです。
子どもたちは都会で、それぞれの道を
都会で活躍する息子たちの姿はとても頼もしく、親としても誇らしく感じています。私たちは大分で人生を全うするから、子どもたちはそれぞれに、自分らしい道を歩んでほしいと願っています。
私たちの老後や死後のこと、大分にある先祖のお墓のことを負担に感じてほしくないと、まるっと終活大分支援協会に相談しました。
墓じまいや海洋散骨について、ていねいに教えていただき、感謝しています。息子たちにも相談しながら、墓じまいと海洋散骨の手続きを進めようと思っています。
墓じまいや海洋散骨のご依頼は当協会まで
今回ご紹介したのは、都会で暮らす子どもたちに負担をかけないために、墓じまいと海洋散骨を検討している男性のエピソードです。家族の状況やお住まいによっては、お墓参りやお墓の管理が負担になってしまうこともあります。大分を離れ暮らしている子供たちにとって、【故郷】、【盆正月の帰省】そして【墓参り】という言葉も、親が生きている時間だけだということも考えさせられました。墓じまいや海洋散骨についての相談は当協会にお気軽にお問合せください。