墓じまいから海洋散骨の依頼でした。お父さんが生前建てていたお墓。お墓の中には、お墓を建てたお父さんが眠っています。しかし、後継者が娘さんだけ。お母さんが、娘さんの為に墓じまいを決心しましたそうです。いつか娘さんが嫁いで行っても、心の荷を感じさせないための「親の子孝行」。
当日は、当協会と提携する僧侶 廣瀬さんがお墓の閉眼供養をしました。秋晴れの中、お経を読み上げ魂抜き。
親の子孝行という言葉があります。親が子供へ墓を承継しないと決めて、子供へお墓を残すのではなく、お父さんが眠っている墓を「墓じまいして、お父さんの遺骨を自然葬で海洋散骨しておくのです。そして、自分たちも海洋散骨を選択します。
こうして、守るべきお墓はないということになります。
墓じまいは、家墓を無縁墓にしないためでもありますが、後の方が困らないようにするためです。
誰でも「墓じまい」は勇気のいることです。その荷を、子供たちへ残すのか、それとも自分の代で行うのか?今回の墓じまい海洋散骨は、母親の娘孝行でした。