近年、葬儀や供養の形も多様化し、環境への配慮から、大分県でも自然葬への関心が高まっています。中でも海洋散骨と樹木葬は、環境に優しい選択肢として注目されています。
今回の記事では、海洋散骨と樹木葬を徹底比較していきます。それぞれの特徴やメリット、デメリットを探っていきますので、大分で自然葬を考えている方には参考になると思います。ぜひ最後までお付き合いください。
【目次】
手を合わせれば、いつでも故人とつながれる。海洋散骨
海洋散骨は、故人の遺灰を海に散骨する供養の形です。まずは、海洋散骨のメリットとデメリットを見ていきましょう。
海洋散骨のメリット
自然との調和: 海洋散骨は自然と調和した方法で、ご遺骨を海に帰すことができます。故郷の海に抱かれ、安らかに眠ることができるでしょう。
美しい体験: 散骨の際は、港でのお見送りや、船を貸し切る乗船散骨などがあります。大分の海をバックに、故人を見送る体験は、遺族にとっても感動的なものです。
場所の制約が少ない: 海は広大です。陸地に比べて、土地や場所に制約が少ないため、手続きなども比較的簡単に行うことができます。行政に届け出する「改葬許可申請書」「改葬許可証」は、海洋散骨には不要です。
海洋散骨のデメリット
遺族がお参りできる場所が残らない:お墓のような記念のモニュメント(シンボル)が地上に残るわけではありません。そのため、家族が「お墓参り」を大切にしている場合には、寂しさを感じることもあるようです。
樹木の成長とともに故人への想いが深まる。樹木葬
樹木葬は、1本のシンボルツリーの回りに骨壺が入るスペースの空間を作り、その中に故人の遺骨を骨壺ごと埋葬し上からプレートの板でフタをします。シンボルツリーが成長する様子を感じながら故人を偲ぶことができる供養のかたちです。以下に樹木葬の特徴を挙げていきましょう。
樹木葬のメリット
SDGsに貢献できる: シンボルツリー(樹木)は、CO2の排出を削減します。木が成長する過程で、地球環境に貢献し続けられるのも、樹木葬が注目される理由です。
永続的な記念: 一般的なお墓とは違い、成長を続ける“生きた証”として、木が成長していきます。
故人とのつながり: 遺族にとっても、故人が自然と一体化することで、癒しを感じることができるでしょう。また、手を合わせるシンボル(樹木)があることもメリットの1つと言えます。
樹木葬のデメリット
自然に還らない: 多くの樹木葬は骨壺の中に遺骨を入れてコンクリートで作られた空間に埋葬されるので、自然に還ることはありません。そのため、厳密な意味で自然葬とは言えないかもしれません。
海洋散骨と樹木葬を比較
海洋散骨と樹木葬、どちらの形式を選ぶかは、あなたやご家族の価値観や状況にもよるでしょう。
【海洋散骨はこんな方にオススメ】
・「故郷に帰りたい」という希望がある方
・家族に感動的な体験を提供したい方
・海が好きな方
【樹木葬はこんな方にオススメ】
・「自然と調和したい」という希望がある方
・家族にお参りできる場所を残したい方
・植物が好きな方
まとめ
どのような供養や葬儀を選ぶかは、家族や故人の希望、地理的条件、予算などさまざまな観点から検討することが大切です。どのような選択肢を採るにせよ、ご先祖様への感謝と、環境への配慮は重要なポイントだと思います。あなた自身も、周りの方たちも納得できる供養の形を探してみましょう。
このブログでは、海洋散骨と樹木葬の違いについてお伝えしてきました。
海洋散骨は家族に贈る感動的な体験として、最後のプレゼントになるかもしれません。大分では、お子さんや親戚が都会に住んでいて、お墓参りが難しい…という方にも注目されています。
海洋散骨や墓じまいに関する疑問が不安がれば、お気軽にお問合せください。
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