こんにちは。代表理事の木原です。先日、ご主人を亡くした女性から、お見送り海洋散骨を依頼されました。
今回の依頼は大分市内の女性。ご主人は生前、先祖のお墓ではなく海洋散骨を希望していたそうです。お墓を持たない選択をしたそうです。ご主人の意を汲み、四十九日が過ぎた頃に「海洋散骨」を申し込みされました。
海洋散骨は、あらかじめご遺骨をお預かりして粉骨にする必要があります。(私たちは、大分市内、別府市内は無料で出張してご遺骨をお預かりしています。その他の地域は5500円)
ご自宅までお伺いして女性のお話を聞いていると、亡くなった御主人は、もしかしたら私の父の知人かもしれないということになり、さっそく実家の父に聞いてみると、、、、「知ってる!一緒に働いてた!」と言います。(ちなみに、、、この仕事をしていて、父の知人のご遺骨をお預かりするのは今回で2回目です。1回目は父の先輩でした。)
父から「御仏前」(御仏前とは「仏様の前」という意味で、故人が成仏する四十九日以降に使用するのが一般的)を預かり、その女性に生前のご主人の思い出をお伝えすると涙をためて喜んで下さりました。(母からは、海洋散骨の日には特別に送迎をして差し上げるようにと申しつかりました。)
海洋散骨の当日、「ご主人の散骨をした後、水溶性の紙にお手紙を書いて一緒に流せますよ。」とお伝えしたところ、、、、「もう、お別れは十分しましたから手紙を書くのは結構です。最後の手紙を書くと辛くなるわ。すっきりとお別れしたいの。」という気丈なお言葉を頂きました。
確かに、海洋散骨のいいところは、故人への執着をキレイに絶てるといわれます。地球の大自然の中に故人の遺骨が散っていく様を見ると、人は自然の一部だという気持ちになります。つまり、「良いお別れ」ができるというのです。
素敵なお別れでした。最後に、女性から感想を頂きました。
「本当に素晴らしいお別れが出来ました。私も、海洋散骨にして欲しい。」