近年、故人を偲ぶ方法として、海洋散骨が注目されています。その自然への還元と、形式にとらわれない手続きが魅力とされていますが、「海洋散骨はいつ行うのが良いのか?」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。
先日、「これからお伺いしてもよいですか?」と協会に電話が掛かり、お立ちより頂いたご家族は喪服姿でした。お話を伺うと、お父さんの火葬が終わり、その帰りがけに電話して当協会へお立ちより頂いたとのこと。
生前からお父さんが「海洋散骨」を希望されていたそうです。そこで、海洋散骨とは何だろう?という疑問からご家族で火葬帰りに当協会へ行ってみようということになったそうです。
海洋散骨とは、、、お墓を持たない、自然に還す選択です。人は自然から生まれ自然に還るという昔ながらの葬送ですという説明をしたあと、「いつ海洋散骨すればいいですか?」という質問でした。
じつは、この「いつ?海洋散骨?」という質問は、多くの人が疑問に思っていることです。
近年注目されている故人を偲ぶ方法、海洋散骨ですが、その魅力は自然への還元と形式にとらわれない手続きですが、「実際、海洋散骨はいつ行うべきなのか?」この疑問を抱える方は少なくありません。
答えはいたってシンプルです。
「自然葬にいつという決まりはありません。」
遠方の親戚や家族が揃っている今!ということで、火葬の翌日に海洋散骨を行う方も、1年間自宅供養した後、三十三回忌が終わってから、人によって様々です。また、四十九日後に海洋散骨を行う方が多いかもしれません。四十九日を迎えるまで自宅で供養し、その後、海洋散骨をされる方が若干多いように思います。
海洋散骨は、季節や月日を選ばず、心の準備ができた時が最良のタイミングです。家族の意向や故人の願いを大切にし、無理なく計画を立てましょう。