直葬が増える今、見直される「お別れの時間」 - 大分で海洋散骨 一般社団法人まるっと終活大分支援協会

直葬が増える今、見直される「お別れの時間」

大分で骨葬
大分で骨葬

近年、葬儀のスタイルが大きく変化しています。その中でも注目されているのが、通夜や告別式といった従来の儀式を行わず、火葬のみで見送る「直葬(ちょくそう)」という形式です。

費用の負担を抑えられることや、家族・親族のライフスタイルの多様化を背景に、直葬を選ぶ方は年々増えており、今では約10人に1人がこの形式で見送られているといわれています。

確かに直葬には、「準備の手間が少ない」「費用を抑えられる」といったメリットがあります。しかし一方で、葬儀を終えたご遺族からは、「通夜をしなかったことに後悔している」「火葬場での別れがあまりに短かった」といった声が少なくありません。

葬儀の形式がどれだけシンプルになっても、「きちんとお別れしたい」という気持ちは、多くの方が抱く大切な想いなのです。

こうした背景から、いま新たな選択肢として注目されているのが、「骨葬(こっそう)」というかたちです。これは、火葬後にお骨の状態で改めてお別れの時間を設ける供養スタイル。通夜や告別式の代わりに、落ち着いた環境の中で、家族がゆっくりと故人に向き合える時間を持つことができます。

葬儀の簡略化が進む時代だからこそ、「心の整理」を大切にする供養が求められています。形式ではなく、“想いをどう伝えるか”が、これからの供養のあり方を左右するのかもしれません。

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