仏壇がなくても、祈りはできる - 大分で海洋散骨 一般社団法人まるっと終活大分支援協会

仏壇がなくても、祈りはできる

私の家には、仏壇がなかった。特定の宗教もなかった。

それでも、母が亡くなったとき、私は母と「話したい」と思った。報告したいことも、謝りたいことも、感謝も、山ほどあった。仏壇がなくても、私は母と話したかった。

私は、母の遺骨を海に還した。海洋散骨という選択だった。

宗教儀式やお寺に縛られるのが苦手な私は、仏壇やお墓よりも、海のほうがずっと母らしいと思った。海が好きで、よく散歩していた母。波の音を聞くと、今でも対話ができる気がする。

「仏壇がないと祈れない」「供養にならない」

そんなことはないと、私は実感している。祈りは、形ではなく心のなかにある。手を合わせるかどうかも自由。声に出すかどうかも自由。それでも、心がつながっていれば、それは立派な供養だと思う。

仏壇を守れないと悩んでいる人に伝えたい。仏壇を持たなくても、祈ることはできるし、つながりは消えない。むしろ、日常のなかで自然と想い出す瞬間こそ、本当の対話の時間だ。

これからの供養はもっと自由でいい。 祈りの場所は、家の中にあるとは限らない。 海、空、記憶、心の中——そのすべてが、私の仏壇だ。

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