
大分県豊後高田市にお住まいの50代の女性から、「家族でしっかりとお見送りしたい」とご相談をいただきました。
ご相談の内容は、手元で大切に供養してきた叔母さまのご遺骨1柱と、佐賀市のご実家のお墓に納められている5柱、合わせて6柱のご遺骨を、貸切でのお見送り海洋散骨というかたちで自然に還したいというものでした。
「叔母は生涯独身で、とても面倒見の良い人でした。手元にある遺骨をちゃんと見送ってあげたいと思っていて…」と、故人への深い感謝と敬意が感じられました。
また、佐賀市のご実家にあるお墓には、すでに5柱のご遺骨が納められていたそうです。
今後の管理や将来の墓じまいのことを考え、「このタイミングでまとめて自然に還してあげたい」と、ご家族で話し合って決断されたとのことでした。
「ひとりひとりに向き合って感謝を伝えたいから、今回は船を貸し切って、家族だけでお見送りがしたい」そうおっしゃって選ばれたのが、貸切乗船によるお見送り海洋散骨でした。
当日は、おひとりおひとりのご遺骨に手を合わせ、それぞれの人生に思いを馳せながら、花とともに海へと還していく——その光景は、まさに「家族みんなでの感謝の儀式」のようでした。
散骨を終えられた後、「きちんと見送ることができて、心が軽くなりました」とお話しされたご依頼主さまの表情がとても印象的でした。
近年では、墓じまいや手元供養をきっかけに、「供養を自分たちの手で完結させる」方が増えています。
その中でも、こうして貸切船で家族だけの時間を大切にされる選択は、まさに“自分たちらしい供養”のひとつと言えるでしょう。
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