施主は80代の女性でした。足腰が悪く、船に乗れるか不安でしたが、息子さんとお嫁さんの手助けもあり、お見送りで海洋散骨を執り行いました。故人の願いで、骨つぼの中のご遺骨を半分だけ残し、取り出した半分の遺骨を粉骨。粉骨した遺骨をさらに2つに分けました。3つに分骨です。
①半分になった骨つぼの中の遺骨は納骨堂へ
②粉骨した1/3の遺骨は家が所有する山へ散骨(水溶性の紙袋に取り分け、湿気が入らないように真空パックしました)
③残りは海洋散骨へ
散骨の前日まで大雨で強風。翌朝にはカラッと晴れて、波もなくベタ凪です。絶好の海洋散骨日和でした。お父さん、またね!といってご家族でお見送りしている様子が印象的でした。お母さんは自分が船に乗れるかどうかは当日の体の調子によると伝えていたのですが、船に乗る気満々で来ていました。笑顔のある「お見送り海洋散骨」でした。