まるっと終活大分支援協会には、終活や相続、供養にまつわる様々なご相談をいただきます。その中には、家じまいのご相談もあります。終活や相続、お墓、家じまいの問題に関しては、専門知識も必要になってきます。ここでは、50代女性のエピソードをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
大分の母に運転免許の返納を勧める
私は兄と2人兄妹ですが、兄は海外赴任が長く、年に1~2回帰国する程度。私は現在大阪で暮らし、大分の実家には母がひとりで生活しています。車がないと不便なエリアということもあり、長年運転を辞めたがらなかった母ですが、兄と二人で説得し、運転免許の返納に至りました。
その頃から、母の生活にもいろいろと支障が出るようになり、私の住まいの近くの施設に入居することになりました。
未来の相続を見越して、実家を売却
今後は、近くの施設に入居する母との交流に加えて、老朽化した実家の管理もしていかなくてはいけない…。大分の実家は、正直、私にとって心の重荷にもなっていました。かといって、海外に拠点を置く兄を頼ることもできません。そんな中、「将来の相続を見越して、大分の家は売却したほうがいい」と母が言い出しました。母が自分の相続について、そこまで考えているということは驚きでした。
80代の母の強い意思を知る
親が高齢化すると、近くで暮らしていない子どもたちにとって、気がかりなことは増えます。運転免許の返納、介護問題、実家問題…。私は、それらを心配したり、負担に思ったりしていましたが、母はすべてを見越して、受け入れて、大阪の施設に入居することを快諾してくれました。そんな母が「これだけは」と決めているのが、大分の海での海洋散骨です。「亡くなった後は、大分の自然に還りたい」。終活を通じて、母の強い思いを知りました。これから残りの時間、精一杯、母との交流を深めていきたいと思っています。
終活や相続、家じまい、海洋散骨のご依頼は当協会まで
今回ご紹介したのは、実家じまいを決意された、50代女性とお母様のエピソードです。相続や終活について、「まだ大丈夫」「誰かがやってくれる」と先延ばしにすると、その意思が実現できなかったり、思わぬトラブルに発展することもあるのです。人生100年時代、元気なうちにご自身の老後や死後のこと、そしてお墓の今後についても考えておくことが大切です。終活の相談は当協会にお気軽にお問合せください。