最近話題の「墓じまい」ですが、これは、近年聞かれるようになったワードです。そもそも、これまでは「墓じまい」を考える人も少なかったため、「身近に墓じまい経験者がいない」という方がほとんどでした。
「墓じまい、いったい何をするの？」「誰に相談したらいいの？」「費用はいくらぐらいかかるの？」と疑問や不安を抱えている方も多いようです。
そこで今回の記事では、大分で墓じまいを検討している方に向けて、墓じまいの費用を検討する際に考慮すべきポイントを紹介していきます。墓じまいの手順も紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
【目次】
墓じまいの手順とポイント
墓じまいの相場というと、約30～300万円とずいぶん幅があります。
…というのも、墓じまいは宗教的な側面も大きく、儀式やお布施といった費用が多くの割合を占めます。そのため、全体の価格に大きな開きが出るのです。
以下に、墓じまいの手順と費用のポイントをご紹介していきます。
１. 墓地の種類と場所
墓地の場所によって費用が大きく異なります。山間部や、僻地など、交通が困難であったり、重機の進入が難しい場所にお墓がある場合には、費用も高額になる可能性があります。
2. 現在の墓地への墓じまいの許可等の費用
現在、寺院などにお墓がある場合、離檀や墓じまいに関する料金が発生する可能性があります。費用については、寺院などに事前に確認するようにしましょう。お付き合いのあるお寺のことを「菩提寺（ぼだいじ）」と言います。菩提寺に直接相談してみるといいでしょう。大分県では相場は10万円と言われていますが、お寺によって離檀料の金額は異なるため、一概には言えません。 離檀料が必要な寺院もあれば、離檀料はいらないというお寺もあります。
3. 閉眼供養（魂抜き、お性根抜き）
墓じまいを行う前に、お墓に宿る魂を抜く儀式を閉眼供養と言います。こちらも、宗派によって儀式の方法や料金が決まっている場合があるので、事前に確認しておきましょう。閉眼供養をしない宗派もあります。ちなみに、大分県では一般的に3万円（交通費は別）のお布施を包む人が多いようです。お付き合いのあるお寺さん（菩提寺）がない場合は、当協会の提携僧侶を派遣して対応することもできます。
4. 墓石の撤去
墓石をすべて撤去するか、墓石を倒すだけで良いかなど、墓地の規定や墓石のサイズによっても料金が変わります。
5. 新たな供養に関する費用
取り出したご遺骨を、別の場所へ移すことを「遺骨整理」といいます。遺骨をどこに引っ越すかで費用が変わります。新たな墓地を取得する場合はやはり高額になります。近年は永代供養や納骨堂といった供養の形も注目されています。また、自然環境に配慮した「海洋散骨」を選択する方も増えています。
墓じまいは計画的に進めよう
まだ周囲に墓じまい経験者も少なく、「着手したいけれど、なかなか気が進まない」という方も多いようです。
墓じまいは、計画的に進めることが重要です。費用についても、各項目でどれぐらいの料金がかかりそうか、きちんと見積もりをとることも大切です。
近くに経験者がいないなら、プロのアドバイスを受けることをおすすめします。
まとめ
このブログでは、墓じまいのプロセスと、費用のポイントについてお伝えしました。
墓じまいについて、身近に相談できる人がいないなら、ぜひ当協会にお問い合わせください。大分での墓じまいに関する、素朴な疑問や、ちょっとした不安を解消するお手伝いをしています。そして、よくあるのが、遠くの親戚が墓じまいに反対するというケース。しかし、安心してください。反対する人の多くは、日ごろの「ガス抜き」のために反対している場合もあります。ですから、よくよくお話を聞いてあげて、時間をおいて再度聞いてみることが重要です。試してみてください。
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