事例報告

海洋散骨なら子どもたちに迷惑をかけないから (80代男性 大分県在住)

別府湾海洋散骨

私の家族、祖先はこれまでずっと「生まれも育ちも佐賀」の者ばかりです。4代続く農家で、私がこどものころは、ずっと3世代同居でした。

祖父母と一つ屋根の下で暮らし、叔父、叔母、いとこもみんな近所に住み、若い頃は一家総出で畑仕事に精を出したものです。

裏山にある家墓には、毎日のようにお参りにいき、季節法要や月命日には、たくさんのお供えものを買って、みんなで茶菓子にしていただきました。

それが当たり前だとずっと思っていましたので、私の子どももみんな当然に農家を継ぐものだと思っていました。

しかし、2人の子どもはスーツを着て全国を飛び回るようなサラリーマンになり、同居するどころか、社会人になった途端に県外で生活を始めました。

時代は変わったのですね。

身内が一人、また一人といなくなって

刈り取りが終わった田んぼ

私は4人兄弟の次男で、長男が家を継いで農家を続けていました。

長男のところの子は女の子一人。「婿でももらってくれれば安泰だ」という長男の希望が叶って婿さんが農業を継いでくれていました。

ほどなくして離婚。長男の娘には女の子がいますが、「農業と家に縛られるのはいやだ」と、実家に寄り付かなくなりました。

そんな折、私の家内が病気で療養の末に亡くなり、私の兄弟たちもこの5年の間にみんな旅立ってしまいました。

長男のお嫁さんも病気を患って長いこと入院し、あんなににぎやかだった実家は、家継ぎどころか誰も出入りする人がいない家になっています。

私も糖尿病の合併症のせいで目と足が悪く、車いす生活をしているので、裏山の家墓も荒れ果て、お参りにも上れず、掃除も存分にできません。

人の手を借りることは悪いことじゃない

車椅子と老人

家のことは、これまで何でも家族だけでやってきました。それが当たり前だと思っているから、「墓守も家族でやらねばいかん」と思い込んでいました。

ある日、テレビを見ていて、墓掃除やお参りを代行してくれる会社があるのだと知りました。始めは「金儲けのために節操のない仕事だ」と思いましたよ。「そんな大事なことを人任せにしてけしからん」と。

でも、いざ自分の今の姿を振り返れば、墓参りに行きたい気持ちがあっても出来ていない、これから先も車いすでいけない、ということは、、、墓参りを放棄しているのと一緒なんですよね。

長男の子にも「跡継ぎだ」といって墓守をさせるのもかわいそうだし、あの子の人生もあるわけだから、裏山にある一族のお墓を閉じて、みんな一緒に「海洋散骨」にしました。

大分県でも海洋散骨ができるようになったのです。

海は本当に良い所です。母なる海に、あの世で待っている家族には先に入ってもらって、わたしもそのうち一緒に眠らせてもらおうと思います。

まるっと終活大分支援協会
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終活のご相談は まるっと終活大分支援協会 にお任せください!

一般社団法人まるっと終活大分支援協会は、大分県を拠点に、墓じまい・海洋散骨・仏壇処分をはじめとする終活のお悩みをまるっとサポートする団体です。

お墓のこと、仏壇のこと、ご遺骨のこと、遺品のこと。それぞれを別々に相談するのは、時間も手間もかかります。当協会では、ひとつの窓口でまとめてご相談いただけます。

「供養は自宅、埋葬は自然へ。」という考えのもと、ご本人とご家族の想いに寄り添いながら、納得のいく供養のかたちを一緒に考えます。まだ何も決まっていなくても大丈夫です。

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記事監修

代表理事 木原寛

この記事の監修者:

木原 寛(一般社団法人まるっと終活大分支援協会 代表理事/
一般社団法人終活みんなのひろば 理事)

終活支援の専門家

海洋散骨・墓じまい・仏壇処分を通じ終活を支援。自然葬の普及と自然葬墓地の開発に携わり、後継ぎに負担を残さない供養を提案。供養は自宅、埋葬は自然へ。その選択肢を地域に広げている。

大分県で活動する有志の団体。大分で海洋散骨、自然葬の第一人者

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